Porsche Boxster 987 は、2005年から 2012年まで製造された第2世代ロードスターで、デザイン・性能・機構すべてにおいて前モデル 986 から大幅な進化を遂げた。見た目にはヘッドライト形状の変更やサイドインテークの拡大などが特徴。 初期型(987.1)は 2.7L / 3.2L エンジン仕様がメインで、2009年以降の 987.2 では 2.9L / 3.4L にアップグレードされ、DFI(直噴)導入などで性能と信頼性も向上された。
Porsche Boxster 987って?
概要
主な特徴
- 987.1 では M96 系エンジンをベースとしつつ、2007 年あたりで ヴァリオカムプラス(可変バルブ機構)を導入し、出力向上を図った
- 987.2 では DFI(直接燃料噴射)を採用し、効率アップと IMS 問題への対応を意図した改良が入った
- オープンエアを実現するために構造補強とクローズ時の静音性との兼ね合いが技術的挑戦であったが、見事に具現化しポルシェを全身で感じることのできるモデル
- 見た目は大きなサイドインテーク、よりシャープなウエストライン、ホイールアーチの拡張などにより、スポーティ且つエレガントな印象を強めた
インテリア&快適性
先代と比較し内装は格段に質感が向上。メーターやエアコン吹き出し口が円形モチーフを強調したデザインに刷新され、操作性と視認性を改善した。 オプションでスポーツクロノパッケージ、PASM(アクティブサスペンション)などが選べ、快適性とスポーツ性のバランスも図られている。
主なスペック
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 製造期間 | 2005-2012 年(987 ) |
| エンジン形式 / 排気量 | 初期型:2.7 L / 3.2 L、後期型(987.2):2.9 L / 3.4 L(DFI 採用) |
| 最高出力目安 | 2.7L:245 PS / 3.2L → 3.4L: 295-310 PS |
| 駆動方式 | 後輪駆動 (RWD) |
| トランスミッション | 6速マニュアルまたはティプトロニック、987.2 ではティプトロニックが PDK(7速デュアルクラッチ)に置き換わる |
| 0-100 km/h 加速(参考) | 2.7L モデル:6.1 秒前後、3.4L モデルでは 5 秒台前半 |
豆知識
- 先代の986から大きく変わり、先代との共通部品比率はわずか 20% 程度という説もある
- ポルシェのエントリーモデルとして最も人気であり、登場以来そのポジションを他のモデルに奪われたことはない
- ボクスターSの改良により、ケイマンSとほぼ同等のスペックを持つ仕様もあり、ボクスターとケイマンでパフォーマンス差は縮まった