930 型は、1975年から1989年まで製造された初代“911ターボ”モデルで、社内では「911 Turbo / 930」の名称で知られてる。 当初は 3.0 L ターボとして登場し、1978年以降は 3.3 L ターボおよびインタークーラー付き仕様が追加された。 このモデルは “ワイドボディ” や “ホエールテール” リアウィングなど視覚的にも特徴が強く、当時としては破天荒な性能を備えたスポーツカーであった。
Porsche 911 (930)って?
概要
主な特徴
- 初期モデルは 3.0 L ターボを搭載、後年型は 3.3 L ターボ+空冷インタークーラー化により出力アップ
- 幅広く拡張されたフェンダーとホエールテール型リアスポイラーにより冷却性と空力を強化
- ターボラグが強く、スロットル操作が敏感に出る“荒々しい挙動”が特徴
- 1983年以降、スラントノーズ (“フラットノーズ”) をオプション設定し、見た目と性能を差別化できる仕様も存在
インテリア&快適性
当時の高性能車としては豪華な装備を備えており、レザーシート、アルミニウムのトリム、タルタン生地のセンター部分などのオプションが存在 空冷がゆえエンジン熱や室内温度上昇への配慮が必要で、今日の車では考えられないような配慮が必要
主なスペック
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| エンジン形式 / 排気量 | 3.0 L ターボ 6 気筒 空冷 / 3.3 L ターボ (後期型) |
| 最高出力 | 260 PS(3.0 L モデル) / 300 PS(3.3 L モデル) |
| 駆動方式 | 後輪駆動 (RWD) |
| 変速機 | 4 速マニュアル(初期) / 後年では 5 速もあり |
| 寸法 | 4,290 mm × 1,775 mm × 1,311 mm(1977 モデル例) |
豆知識
- 930 はポルシェ初の市販過給モデルであり、ターボ技術を量産車に導入した先駆けである
- “ワイドボディ + ホエールテール” デザインは 930 の象徴で、多くの後継モデルにも影響を与えた
- スラントノーズ(フラットノーズ)仕様は、ポルシェ 935 レーシングカーをモチーフにした特別な仕様で、ごくわずかの限られた数しか生産されなかった
- 最終年式の 1989 年型では 5 速ギアボックス (Getrag G50) を採用し、性能向上や燃費改善が図られた